ハンズフリーMasturbatorが有効であった腟内射精障害の一例

池田稔(池田クリニック), 池田景子
日本性科学会雑誌 33(1): 69-72, 2015.
補助具を用いてMasturbatorをハンズフリーに使用出来るようにして射精可能となったことを経験した。症例は26歳未婚男性で、主訴は女性との性交で射精が出来ないであった。思春期より繰り返しているマスターベーションでは射精が可能であったが、女性との性交では勃起の維持も出来なかった。問診と診察の結果、非用手的マスターベーションが原因の腟内射精障害と診断した。そこで、Masturbatorをハンズフリーで使用出来る補助具を試作した。補助具としてバイク用のドリンクホルダーを利用してMasturbatorを支持し、クランプで机等に固定するもので、材料はホームセンターで入手し、費用は3590円であった。この補助具を試して性的訓練を継続する事が出来る様になり、3ヵ月後、腟内で射精可能になった。以上よりマスターベーションは個人の楽しみだから、それぞれが好きなようにやればよいとの教えもあるが、腟内射精障害で困る状態に至るのは深刻である。その為、ペニスはゆで卵が潰れない強さで握り、陰茎に沿ってピストン運動による刺激で行うようにと、より具体的にマスターベーション方法を示して啓蒙を行っている。