当院における最近の未完成婚(7年間,4.5年間)の2症例

山崎敦子(山崎産科婦人科医院), 山崎高明
日本性科学会雑誌 23(1): 92-94, 2005.
症例1:32歳女,33歳男.性交恐怖,開脚不能,性交痛を主訴とした.7年前に結婚し,童貞と処女のペアであった.内診では1指しか入らず,処女膜輪状切除術を行い,2指挿入可能大まで拡張した.タンポン等の挿入練習を行い,また主人にもバイアグラを処方し,リューブゼリーも投与した.さらにソーセージにコンドームをかぶせての挿入練習を行い,次にゼリーをたっぷり塗った上で,女性上位で挿入を試みるよう指示した.その後ペニス挿入および腟内射精が可能となり,妊娠が確認され,初診から1年で挙児を成功させることが出来た.症例2:32歳女,30歳男.性交恐怖を主訴とした.4年半前に結婚し,男性には性経験があった.内診ではprimary vaginismの状態で,30分かけて1指しか入らず,処女膜輪状切除術を行い,2指挿入可能大まで拡張した.ソーセージにコンドームをかぶせ,ゼリーをたっぷり塗って挿入が可能になれば,次は女性上位でペニスの挿入を試みるよう指導を行い,その後ペニス挿入に成功,さらに腟内射精も可能となった