永井敦(岡山大学大学院医歯学総合研究科泌尿器病態学), 渡部昌実, 久住倫宏, 坪井啓, 公文裕巳
日本性科学会雑誌 22(1): 16-20, 2004.
ホルモン治療が正式に認められた新規性同一性障害(GID-FTM)を対象に臨床的検討を行った.2003年6月までに新規に男性ホルモン補充療法を開始した患者は23名で,全例テストステロンデポ剤を使用した.施行後3ヵ月で有意に赤血球数,ヘモグロビン値の上昇を認めた.生理は4ヵ月以内に停止,変声は2週から6ヵ月で認められ,体毛の増加が1~6ヵ月で認められた.2名に胸痛の訴えがあったが,心電図等精査では異常は認められなかった.血球成分の増加に伴う血栓症など重篤な合併症は認めなかったが,予防のための禁煙,水分摂取等日常生活における指導を十分に行う必要があると考えられた
日本性科学会雑誌 22(1): 16-20, 2004.
ホルモン治療が正式に認められた新規性同一性障害(GID-FTM)を対象に臨床的検討を行った.2003年6月までに新規に男性ホルモン補充療法を開始した患者は23名で,全例テストステロンデポ剤を使用した.施行後3ヵ月で有意に赤血球数,ヘモグロビン値の上昇を認めた.生理は4ヵ月以内に停止,変声は2週から6ヵ月で認められ,体毛の増加が1~6ヵ月で認められた.2名に胸痛の訴えがあったが,心電図等精査では異常は認められなかった.血球成分の増加に伴う血栓症など重篤な合併症は認めなかったが,予防のための禁煙,水分摂取等日常生活における指導を十分に行う必要があると考えられた
