性同一性障害患者の看護 入院中の看護の取り組みと評価

奥野信枝(岡山大学医学部歯学部附属病院看護部), 永井敦, 公文裕巳
日本性科学会雑誌 22(1): 12-15, 2004.
性同一性障害(GID)患者の看護の取り組みについて報告した.性別適合手術を受けたGID患者の看護の取り組みを評価するため,アンケート調査を行い,9名の患者から回答を得た.その結果から,1)患者自身の望む性を患者の性として接することが必要であること,2)患者を周囲の好奇の目にさらさないよう十分なプライバシーへの配慮が必要,3)本来の性に戻ろうとする,患者の思いを理解し看護することが必要,4)GIDに関するチーム間の連絡と協力が必要,5)事務系・医療系全職員に対するGIDに対する啓蒙活動が必要であること,などが示唆された