未婚女性に対する未完成婚予防のための処女膜輪状切除術の2例

山崎敦子(山崎産科婦人科医院), 山崎高明
日本性科学会雑誌 21(1): 103-105, 2003.
解剖学的にみて,腟口が極端に狭かったり,処女膜が強靱であるために,性交に至ることが極めて困難な女性も少数ながら存在している.これらの未婚女性に対して,将来的な未完成婚の予防のために,またそれ以前に今現実に直面している大きな壁を乗り越えるために,カウンセリングを行い,必要ならば処女膜輪状切除術を施行することは,そのQOLの向上に繋がる可能性があると考え,2例に施行した.婚約中のカップルに未完成婚の予防目的で処女膜輪状切除術を行い成功した.更に女性に原因のある未完成婚で離婚するケースも認められ,これらの症例にカウンセリング及び行動療法だけで指導しても,その解決には何年もかかり,処女膜輪状切除術を行うことにより,比較的短期間にペニスの挿入が可能になった例もかなり経験した